枝垂れ桜に舞う蝶
夕暮れ時に
「はい、朧」
夕餉を終え、縁側に座る朧にお神酒を渡す
『すまない』
いえいえ、どうってこともない
ほとんど苦労したのは楪達だしね
「さて、これからどうしましょうか」
また、前のように日和見生活かな?
次は……………
また今度考えようか
「桐葉さーん、巡察ですよーー」
「あ、今行きまーす」
総司の声を聞き、立ち上がる
「朧はお留守番してて下さい」
有無を言わさぬ表情を作る
『はぁ……………どうせ、拒否権はないのだろう?』
「えぇ」