枝垂れ桜に舞う蝶
               斎藤side


総司が叫んだ

俺も叫びそうになったが

桐葉という美少年は気にも止めず、

振り向きもせず、浪士を刺した


「この刀、返すね♪」


彼はそう言って笑った

あぁ、それでこちらで暇そうにしていた少年も彼も 鞘を持っていなかったのか

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