枝垂れ桜に舞う蝶

「大丈夫?」


「……………あぁ」


複雑そうな顔をする榛輝


「前にも言ったけど、……………斬らなきゃ死ぬよ」


「…………………」



ふい、と私は顔を逸らす

そして、刀を振ることを再開した



「何でそんなに冷めていられるんだ………………桐葉は」


悲痛な顔をしたまま榛輝は

刀を握りしめた
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