枝垂れ桜に舞う蝶
「すません、ありがとうございます。私は大丈夫です、貴方はんは?」
私は支えてくれた人を見上げる
20半ばといった青年だった
「大丈夫です、それより女性にぶつかってしもうたんは私の方や」
申し訳なさそうな顔をする青年
「そうや、あんさんは古いものに興味あるやろか?」
「古いもの……………ですか」
アンティークとか?
あ、和風のものですよ
私からしたらここの最先端も古いものになる
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