枝垂れ桜に舞う蝶

「まぁまぁ。土方さん、桐葉も出来るだけ自然且つ早々に出てきたみたいだしそろそろにしてあげて」


槙はさすがにこれ以上押さえつけるのは難しいよ?と言い苦笑する


「……そうだな。もう戻っていい」


「なんなその上から目線!何様や!?」


「鬼の副長様です……桐葉、落ち着こう。さ、戻るよ。

楪呼んでもええんやったら別やけど。あ、土方さん失礼します」


槙は楪の名を出して桐葉を黙らし背を押して一緒に退室する


「たまに頼もしいな……伊達に一緒にいないか」


部屋に残った土方は槙の桐葉に対する手腕を感心する呟きをこぼした
< 438 / 501 >

この作品をシェア

pagetop