枝垂れ桜に舞う蝶

「私が彼の死期を早めたのならば私の責任。

引き金だけ引いて逃げてるようじゃそこらの小心者と一緒だ」


そんな卑怯者にはならない

後始末くらい自分でする


「あーあ、榛輝。桐葉の覚悟固めてどうするの」


「槙か……」


いつのまにか現れた槙が

止めるつもりじゃなかったの?と言い、座る


「あーなったら無理だね。

桐葉を動かしちゃった人は大人しくここで土方さんが出てくるのを待とっか?」


「もしかしなくとも怒ってる……よな?」


「当たり前なこと、聞くね……?」


榛輝は笑顔で背中に阿修羅を背負う槙に捕まった
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