枝垂れ桜に舞う蝶

「駄目だ」


「土方は疲れてるでしょ。それに私の方が早いの」


私は尊大に言い放つ


「代わりなさい。貴方に否定権はない」


土方を押し退け私は拷問室の扉を中から閉める


「今晩は……ご機嫌よろしくはないようで」


「貴方……は………」


「交代です。……あぁ、私の顔見えませんか?ほら、貴方がここに入る羽目になった原因ですよ」
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