枝垂れ桜に舞う蝶

「…………そ、ないな」


「何ですか?」


「……そないな言い方せんで、ええよ。……無、理に言うとるの顔に出とるで?」


…………


「……何馬鹿なことを……」


「ええ、よええよ。桐葉さ、ん」


「私は敵ですよ!?まして、貴方がこれからどうなるかも知ってるんや!」


「慌てた時、点で負けや。桐葉さん」


「っ……」
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