枝垂れ桜に舞う蝶

端から見ればただの美男美女ぐうの音も出ないツーショットである

桐葉には自覚がないが

あっれー可笑しいなー周りが美形だらけで馴れてると思ってたのになー


「こっちがぶつかってしまったんだ。大丈夫なら良かった」


「貴方は?」


「ん?大丈夫だよ」


「そうですか……」


ニッと笑う顔は何処と無くあどけなさがあり、

青年の大人っぽく艶やかな雰囲気を和らげた
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