枝垂れ桜に舞う蝶
「それ以上言うと泣けてくるから止めて‼」
「槙はん、声落としなはれ」
私たちの姐さんになる遊女、朝霧が叱咤した
「はーい…………」
「あい、だよ。槙ちゃん」
「そうや。桐葉はんを見習い」
「ところで姐さん。今日のお客はん、どなたです?」
私たちは姐さんについて座敷へ上がる
幸い、器量よしの為やることはすぐ覚えれた
これも私たちが選ばれた理由だろう
まぁ、槙には言わないケド( *´艸`)