枝垂れ桜に舞う蝶

「え、桐葉!?」


驚く槙の声も無視して私は言った


「…………あんさんらは何していらっしゃるんやろ?」



にっこりと微笑みを浮かべた私の声は低い


「え?あ!土方さん!?総司も‼」


そうそこには土方と総司、近藤さん、何故だか榛輝と楪までいた


「くくっ、似合ってる似合ってる」


「訳を説明せー、殴り飛ばすぞ」


「何、こちらも仕事がてらお前らの様子を確かめに来ただけだ」


仕事?

何故に遊廓で

所謂、取引先の接待的な?

どうであれ、これは戴けない

只でさえ、土方の思惑通りなのが不服だと言うに
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