枝垂れ桜に舞う蝶

「えーと、一橋殿。そちらの女性と知り合いで?」


沈黙もつかの間、近藤が助け船を出してくれる

私は咄嗟に彼から離れる


「っと、準備して来ます」


そう言ってその場を逃げた

後輩が準備をするのは当たり前だ

おかしくはない

けれど、客を放って行くのはちょっと違うだろう

そんなの分かっているが気不味いのはいやぁΣ(ノд<)
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