枝垂れ桜に舞う蝶
               土方side



この餓鬼できるな

あの瞬時で俺の刀を止めるとは

それに飄々としたまま、立っている


「あの~、土方さん?」


金色の目をした、総司が言うには桐葉という名の餓鬼は聞いてくる


「あぁ、まずお前らは長州の間者か?」


「違いますよ?」

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