Secret Book ~放課後2人時間~
「殴られたんだろ?ごめんな。優良。」






そう言って晴輝が優しく抱きしめてくれた。






「とりあえず、ここ冷やそう?」






殴られた部分は予想以上に腫れていた。






大人の男の人に本気で殴られたんだから…






体中痛いし。







「あたし、もうあの人に1人で会ったりしないよ。」







「1人じゃなくても会うなよ?」







そっか。






1人じゃなくても会ったら何されるか分かんないし。







それに一緒にいる人にまで危害を及ぼしてしまうかもしれない。





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