Secret Book ~放課後2人時間~
「それに…寂しかった。」






お父さんは謝りに来た。







でもそれでもしも過去のことが許されるとしたら…







一緒にいてほしかったんだよね…?






「もうお前にも優奈にも会わない。約束するよ。」








お父さんはそう言って公園の出入り口の方へ歩き出した。








「ま、待って!お父さん!いつでも会いに来て!」







今のお父さんなら大丈夫。







そんな気がしたから。







静かに頷いたお父さんはまた歩き出した。




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