Secret Book ~放課後2人時間~
「…っな……」





その子たちはどんな表情をしてるのか分からない。






あたしには下を向いて耐えるしかないのだから。







「その傷……」






中心にいる子が呟いた。







慌てて隠したのに。







バンッと音が鳴って隣のクラスの子たちは出て行った。







この傷跡…






見られちゃった。







広まったらどうするの?






こんな傷がある女の子なんて…





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