Secret Book ~放課後2人時間~
「優良!」
多分お昼休みになっても教室に戻らないあたしを探して屋上まで来てくれたのだろう。
屋上の端でうずくまるあたしに晴輝が優しく問いかけた。
「優良……マスクは?」
「傷跡…見られちゃった。」
広まって皆に軽蔑されたりしたらどうしよう。
あたしここでやってく自信がなくなると思う。
「優良。傷跡なんてな、誰でもあるじゃん。女子だって擦りむいた跡が残ってる奴もいる。傷の大きさが違うだけだよ。気にすることない。」
傷の大きさが違うだけ。
その言葉に救われた気がした。
多分お昼休みになっても教室に戻らないあたしを探して屋上まで来てくれたのだろう。
屋上の端でうずくまるあたしに晴輝が優しく問いかけた。
「優良……マスクは?」
「傷跡…見られちゃった。」
広まって皆に軽蔑されたりしたらどうしよう。
あたしここでやってく自信がなくなると思う。
「優良。傷跡なんてな、誰でもあるじゃん。女子だって擦りむいた跡が残ってる奴もいる。傷の大きさが違うだけだよ。気にすることない。」
傷の大きさが違うだけ。
その言葉に救われた気がした。