Secret Book ~放課後2人時間~
「優良が俺を頼ってくれたら俺も優良を頼る…」






「何それ…!」






あたしたちは一緒になって笑った。






好きなんだもん。






頼ってほしい。






晴輝になら。







「俺、もうちょっと検査あるんだけど先帰ってる?」






「待ってる!」





あたしはすぐに答えた。






晴輝の心臓が悪化しませんように…







病室の前でただ1人そう願っていた。





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