Secret Book ~放課後2人時間~
それからの晴輝は入退院の繰り返し。






発作が起きるようになった。






その度あたしが晴輝の背中をさする。






「なぁ…優良。行きてぇとこある。」







そしてあたしたちは電車の中。







「どこに行くの?」






そう訊くと晴輝は全て“内緒”と言った。







そして知らない駅で降りた。







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