Secret Book ~放課後2人時間~
「な、なんでなの?あたし晴輝も同じ気持ちでいてくれてるんだと……ずっと思ってた。あたしだけ浮かれてバカみたい。」






優良は涙をこぼした。







そしてどこかへかけて行く。







「待てよ!優良!」







話は終わってないのに。







理由をちゃんと言わなきゃいけねぇんだよ。







俺も走って優良を追いかけた。







「優良!」







赤信号で止まってた優良を後ろから抱きしめた。







「……ハァ…ハァ…ゴホッ、ゲホッ」







ヤバイ。発作が…







「晴輝!晴輝大丈夫?」







そう言って背中をさすってくれる優良の声が遠くに感じた。





< 220 / 264 >

この作品をシェア

pagetop