Secret Book ~放課後2人時間~
それから3時間。






あたしたちはいつの間にか眠ってしまっていた。






「晴輝…優良ちゃん。お父さんが帰ってきたわ。」







晴輝のお母さんはドアの向こうでそう言った。






鼻声だった。






きっとさっきまでずっと泣いてたんだと思う。







あたしたちは1階のリビングルームに通された。







「晴輝、優良ちゃん久しぶりだな。」







晴輝のお父さんは優しそうだった。







晴輝が晴輝のお父さんに全てを話した。






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