Secret Book ~放課後2人時間~
優良は来てくれた。






答えはもう分かってるから大丈夫。







「優良。返事とかなにもいらない。聞いてくれるだけでいいから。」







「え、うん。」







優良は何が何だか分からない様子。







「俺は、ずっと優良が好きだ。」







「へ!?あ……」






“聞いてくれるだけでいいから”を思い出したのだろう。








「お前が他の奴のことを好きって知ってるし、ただ伝えたかっただけ。」








「え、あ、そうなんだ……」







「諦めねぇから。」






そう言って屋上を出た。




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