僕等の恋
"‥あの、なんか用ですか?"
いっこうに喋る事を止めない為、俺はそれを遮って言った。
するとなぜかキョトンとした表情で見るもんだから、無意識のうちに眉間にシワを寄せていたらしい。
"……"
"あー、そんな怒らない怒らない"
ガキ扱いされたような言葉により一層深くなるシワ。
"本題!あたしと付き合って"
"は‥"
思わず漏れた声は、自分のものではないようなか細い声だった。
何を言い出すのかと思えば。
馬鹿馬鹿しい、と思ったのを覚えてる。
俺がここでOKを出すような阿保にでも見えたのか。
"年下で遊ぶなら他をあたって下さい"
暇つぶしなんかに付き合うのは御免だ。