初恋
衝撃
6月30日(月)
今日は期末試験。
基本的には午前中で帰れる日。でも今日も部活がある。
入部する前は、先輩のことは知らなかった。でも今は先輩に会いに部活に行ってるような感じ。
4月××日(▲)
高校入学直後の出来事。
入学届けを提出してグラウンドに向かう途中、声をかけられた。
・・・先輩。
「ねぇ、●●中学校出身でしょ?俺も●●中出身なんだ。」
・・・え、、誰?
「あ、俺ら関東大会でたんだけど・・・あの、石碑・・・みたいの、見た?」
「あ!」(そういえば、バックネットの後ろに・・・)
「あの、バックネットの後ろにある・・・?」
「おぅ、それ!」
(申し訳ないけど・・・誰だかさっぱりわかんないや・・・)
「・・・俺のこと・・・覚えてない?」
(う、ゴメンナサイ・・・)
「・・・・・・うーん」
「あ、そっか・・・」
・・・・・・・・・・・・このとき、私は結構冷たい態度をとってしまったかもしれない。
今まで、こう軽くはなしかけてくる人はみんな、嘘つきだったから、すぐには先輩を信用できなかった。悲しい。
・・・ゴメンナサイ、先輩。
「なんか、わかんないこととか訊いていいからね。」(・・・優しい先輩だなぁ)
しばらく話しながら、用具室まで来た。
「鞄、ここに置いていいから。」
そう言って先輩は近くにあったパイプイスにどっかり腰かける。
青いチームジャージの上からでも筋肉質なのがわかる。
「ショウ!こっち来て!」
外からふと声が聞こえた。
「なに」先輩が立ち上がる。
「いいから早く!」
先輩は仕方なく入り口に行った。
「あ、俺、ショウだから。」
そう一言、短く言い、何度かうなずくと、先輩は出ていった。
微かな温もりと、微笑みを残して・・・。
今日は期末試験。
基本的には午前中で帰れる日。でも今日も部活がある。
入部する前は、先輩のことは知らなかった。でも今は先輩に会いに部活に行ってるような感じ。
4月××日(▲)
高校入学直後の出来事。
入学届けを提出してグラウンドに向かう途中、声をかけられた。
・・・先輩。
「ねぇ、●●中学校出身でしょ?俺も●●中出身なんだ。」
・・・え、、誰?
「あ、俺ら関東大会でたんだけど・・・あの、石碑・・・みたいの、見た?」
「あ!」(そういえば、バックネットの後ろに・・・)
「あの、バックネットの後ろにある・・・?」
「おぅ、それ!」
(申し訳ないけど・・・誰だかさっぱりわかんないや・・・)
「・・・俺のこと・・・覚えてない?」
(う、ゴメンナサイ・・・)
「・・・・・・うーん」
「あ、そっか・・・」
・・・・・・・・・・・・このとき、私は結構冷たい態度をとってしまったかもしれない。
今まで、こう軽くはなしかけてくる人はみんな、嘘つきだったから、すぐには先輩を信用できなかった。悲しい。
・・・ゴメンナサイ、先輩。
「なんか、わかんないこととか訊いていいからね。」(・・・優しい先輩だなぁ)
しばらく話しながら、用具室まで来た。
「鞄、ここに置いていいから。」
そう言って先輩は近くにあったパイプイスにどっかり腰かける。
青いチームジャージの上からでも筋肉質なのがわかる。
「ショウ!こっち来て!」
外からふと声が聞こえた。
「なに」先輩が立ち上がる。
「いいから早く!」
先輩は仕方なく入り口に行った。
「あ、俺、ショウだから。」
そう一言、短く言い、何度かうなずくと、先輩は出ていった。
微かな温もりと、微笑みを残して・・・。