本気の偽りの恋。
キーンコーンカーンコーン
はぁ…。授業終わった。
私は保健室に行かず
トイレでずっと泣いていた。
「さーな、ここにいるんでしょう
出ておいで。」
私を呼びに来たのは
「真奈…。」
真奈だった。
「沙那、でておいで。」
真奈はいつも気づいてくれる。
その優しさにいつも甘えている。
がちゃん…
「真奈…。夢、見た。
怖かっ…たっ…ッ…グスン」
真奈にあった瞬間泣きだして、その間も
真奈は、怖かったね、頑張ったね、
と言いながら私を抱きしめてくれた。