本気の偽りの恋。


「沙那先輩、、、」

私は、涼くんに見られてしまったことが
嫌で悔しくて、ドンッと涼くんを押して
走って部室から出て行った。


私は、そのまま家に帰って
すぐ布団に入った。


涼くんに見られてしまった。

それが1番嫌だった。

もう、あの笑顔を見せてくれることは
無いだろう。

"狂った先輩"として、認識するだろう。

…あの笑顔が好きだった。
少ししか話してないのに好きになってた。
初めてあの笑顔を見た時に
好きになってた。


「…ック…ウッ……、、」

あいつの呪いなのだろうか。

人を好きになることを
許してくれないのだろうか。

そのうち泣きつかれてそのまま眠ってしまった。
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