本気の偽りの恋。
次の日、私は
昨日のことを真奈に報告した。
すると、真奈は、
「いい感じだねえ。ニヤニヤ
がんばれよ、沙那」
授業中も
ずっと涼くんのことを、考えてた。
いつの間にか放課後になっていた。
「沙那今日ずっと上の空。」
「恋ってすごいねえ。でれでれ」
「話してくれば???」
「もちろん!」
私が階段を降りて行くと
またばったりでくわした。
「やっぱ先輩、みはからってますよね。こわ」
涼くんがいた。
「逆でしょ(笑)」
それから少しだけまた他愛もないはなしをして
涼くんは部活に行ってしまった。