『オレ様カレシ?!』
そこにいたのは…

「井口優音…」

私は思わずその人の名前を呼んだ。
ドアのそばに立っていたのは
私でも知っているような有名人。

だって、この人学校一番ってくらいに
モテてるひと。

廊下を通るだけでもみんなはキャーキャー騒ぐくらいだ。

「俺の事知ってんだな、愛香」

「…えっ!?」

え、私の名前…
…なんで知ってるの?!

「なんで、知ってるの…?」

私、名乗った覚えないし、この人と関わったことなんか全然ない…。
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