『オレ様カレシ?!』
それでも鈴木くんは止まろうとせず私にドンドン近付いてくる。

「自分が俺に付いてきたんだろ?今更何言ってんの?」

付いてきたんだろって…
来てって言ったの鈴木くんじゃん


そんなことを思いながらも
私の体の震えは止まらない。

鈴木くんはそんなこと気にしてもないんだろう。

私の後ろにある壁に手をつき、私は
壁ドンされている状況。

こんな時にされても怖いだけなんですけど…!

「…やめて」

私の口から出る声は相変わらずの小さく、震えている。

鈴木くんは私の言葉に耳を傾ける様子もなく
ドンドン顔を近づけて来る。

キスされる…!

そう思い、思わず私はギュッと強く目を閉じた。

ーガラガラッ

その時、ドアを開ける音がした。
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