奴隷vs王様





「俺は親父が死んですぐこのキングの位になった…。でも、俺はもっと遊びたかった…。初めてキングという位について、どれだけ親父が大変だったか…わかったんだよ…。俺は日々この位を悔やんだ…。だって、まわりには家来がたくさんいるんだぞ?そりゃ…なれれば大丈夫だと思うけど…俺は慣れれなかった…。いや、むしろストレスが溜まってばっかだった…。」









「…アンゼィ…。」









「だから、俺はふと思ったんだ…。」









「…何を?」








「普通の暮らしがしたい!ってね♪…普通の家で普通に好きな人と住んで…普通に働いて…。それが俺の夢だったんだ…。だから、俺はロンリィーと同じ気持ちなの!」








「アンゼィ…。ごめんなさい…。」









「ななななんで…謝るんだ?」









「だって…なにも知らないのに…こんな事言って…。」








「大丈夫!ロンリィーも大変だったろ?だからいろんな意味で俺達は同じようなもんだ♪」








「…グスン…。」








「泣くなよ…。」








俺はそっとロンリィーの涙をふいた…。








< 174 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop