偽りの小悪魔ガール
かりそめ
その後何事もなく終わった学校祭。
2日目は店番に追いやられ少しも楽しめなかったのが心残り...。
「暑い...」
ついそんな言葉が出てしまうほどの
暑さの中、学校祭開けの学校に行くと
...なに?
いつもと何かが違った。
あ、なにあと1週間で夏休みだから
みんなわくわくしているわけ?
...じゃない。
みんなあたしを見てる。
...のはいつもの光景だけど
なんていうか、少し違うのよねぇ。
いつもなら寄って話しかけてくるのも
1人もそんな人いないもの。
あたしは疑問を抱きつつ教室に向かった。
『ガラッ』
クラスのみんなの視線が突き刺さる...
のも、いつものこと。
けど...
「友里ちゃん!!」
「聞いたよ!!」
「本当なの!?」
「え...?」