たった一人の甘々王子さま
番外編


優樹の一日。



朝、目覚ましで起きます。
隣に寝ているのは、愛する旦那さん。
いつも夜遅くまでお仕事しているので、朝はできるだけ長く寝かしてあげたい。


そっとベッドから降りて、着替えと身仕度をすませます。それからキッチンへ。
自分のお弁当と朝食の準備。
今日は和食にしますかね。


昨夜、予約していた炊飯器。
無事にご飯が炊けていました。
以前、時間設定しただけで大事な炊飯のボタンを押し忘れて、炊けていなかったことがありました......


お弁当用の卵焼きは、多目に作って朝食の一品にします。
味噌汁は豆腐とワカメ。
自分が好きな具材にします。


焼き魚は鮭。
ひと切れ余分に焼いたら、明日の鮭おにぎりに変身します。


あ、浩司のお弁当は作りません。
お昼御飯は会議と一緒に取ることもあるって聞いたので。
職場の皆さんと仲良くなるためには、外食も必要らしいです。


さて、少しは手際良くできるようになったので準備完了です。
もうすぐ7時。
旦那さんに声をかけます。
が、やっぱり起きません。


起きないなら暫しそのまま。
ベッドに引きずられる前に離れます。
捕まったら、アウト!
先生なのに、学校に遅刻してしまいます。


寂しいですが、一人でご飯。
お弁当を忘れずに鞄の中へ。
歯磨きして最終チェック。
寝ている旦那さんへメモを残して『いってきます!』


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