愛されたがり。
「今、貴女と恋人になれて嬉しい」
広瀬くんは不敵に笑って見せた。
可愛いのに綺麗で、かっこよくて、色香に当てられてクラクラした。
年下だからってなめてちゃダメだね……。
なんてボンヤリと考えながら、彼の唇に翻弄された。
されるがままだ。
もう、どうにでもなってしまえ。
深く広がる夜の街。
夜空に瞬く星は美しく、私と広瀬くんを甘い時間へと溶かしていく。
ねえ、広瀬くん。
私を手放しちゃだめよ?
いっぱいいっぱい、愛してね……?