【短編】執事はいつも主人のそばに
執事はいつも主人のそばに 7
私は佐久間さんの目を見て
「私も、佐久間さんが好きです。」
佐久間さんは驚いたような顔をして
「ほ、本当にで、ですか」
「はい!」
そして、どちらともなく近づき抱き合った
「やはり、悲しい顔をしているお嬢様より笑顔のお嬢様の方がかわいいです
よ。」
「もう、」
と、照れたように言うと
「これからはわたくしがお嬢様も笑顔にいたします。」
「はい」