【短編】執事はいつも主人のそばに
「あ、これから二人っきりのときは私のことはるって呼んでください。」
「え、しかし」
「お嬢様って呼んだら泣きます。」
「…かしこまりました…は、はる」
「敬語も禁止よ」
「え、…わかった、はる」
「うん、よし!」
「だったら、私のことも呼び方をかえて呼んでください。」
「え…さ、佐久間」
「名字ではなく、名前で」
「さ、悟史」
「はい、」
私たちはしばらくおしゃべりを楽しみました
このお話の世界はとても遠くにあったりとても近くにある場所
その世界にあなたもいるかもしれませんよ