【短編】執事はいつも主人のそばに
しばらくして、心が落ち着かない日々を過ごしていると
「ねぇ、執事の佐久間さんってかっこいいよね。」
「わかる!頭もいいんでしょ。」
「イケメンで頭もいいって、もうパーフェクトだよね。」
屋敷のメイドが佐久間さんの話しているの
を聞いてしまった私は、気づかれないよう
に走って部屋に戻った
「でも、誰かと佐久間さん付き合ってるのかな。」
「わからないけど、好きな人がいるって聞いたことあるよ。」
「えー。誰かな?お嬢様だったりして」
「たしかに、お似合いだしね。」
私は最後まで会話を聞かずに去ってしまった