病愛。【完】
恭平side





綾香のぬくもり、温かい言葉。




全部が俺の身にしみて伝わってくる。





綾香は俺の彼女だ。





その言葉がまた頭の中でいっぱいになる。








まずは。





「あの痕をつけた奴をこの世から抹消するか…」






綾香たちがいなくなった部屋で。





一人つぶやく。






「そして…綾香を…」







俺はニヤリと笑い






恭平「俺という鎖にしばりつける。」









……反省?俺がそんなのするわけがないだろ。





俺はもう狂ってしまった。もう手遅れなんだよ。













さあ。綾香を俺に縛るためには…





あの邪魔な二人の男を消すことと…





綾香を縛るための環境を作ること。





そう俺は頭を整理すると自分の部屋から出た。





証明がなく、真っ暗な今では物置き部屋になってる部屋に入った。






「一応掃除はしとくか。綾香が住むことになるんだし。」






一人でそうつぶやくと俺は部屋の掃除をし始めた。






この部屋に綾香は一生住むことになるんだ。










そう思うとなんだかニヤけが止まらなかった。










早く、俺は綾香と一緒に…
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