病愛。【完】
「何やってるの…?朝輝くん…」
「見ればわかるでしょ?綾香先輩のベッドに寝転がってるんだよ。」
「じょ、冗談はやめてね?早くそこを退きなさ…」
「やだ。」
「なんで…」
「ん~じゃあ綾香先輩。キスしてよ。」
いきなりそんなことを言い出す朝輝。
「だからそんなこと言わないで…」
「僕がウソ言ってる風に見えるんだ?」
うるっとした目で見つめる朝輝。
でも…私は渋っていた。
「……じゃあいいや。僕からやったげる…」
朝輝はベッドからおりると私に近づいてきた。
やだ…
そんな私の思いとは裏腹にあっという間に距離をつめられ…
私は朝輝にうでをつかまれる。
「やめてっ!!」
朝輝の力は予想以上に強かった。
そして私はベッドに押し倒される。
「やっぱり綾香先輩は可愛いや。」
頬をなでる朝輝。
背筋に悪寒が走った。
次第に近づく朝輝の唇。
嫌だ…嫌だ…嫌だっ…!!
私の体が動く。
正確に言えば…手が。
しばらくして目を開くとそこには頬をおさえて痛そうにしている朝輝の姿があった。
どうやら私は朝輝の頬を平手打ちしたらしい。
「綾香先輩…僕、もう手加減しませんから。」
私の両腕をベッドに押し付ける朝輝。
「今のはっ…!!」
「今のもこうもないでしょ?もう許さない。」
朝輝の目はもうあの可愛い光は宿っていなかった。
私の服に手をかける朝輝。
「綾香先輩のすべてを…僕、食べちゃいますね。」
そう。この目は恭平と同じ。
狂った獣のような目…
「見ればわかるでしょ?綾香先輩のベッドに寝転がってるんだよ。」
「じょ、冗談はやめてね?早くそこを退きなさ…」
「やだ。」
「なんで…」
「ん~じゃあ綾香先輩。キスしてよ。」
いきなりそんなことを言い出す朝輝。
「だからそんなこと言わないで…」
「僕がウソ言ってる風に見えるんだ?」
うるっとした目で見つめる朝輝。
でも…私は渋っていた。
「……じゃあいいや。僕からやったげる…」
朝輝はベッドからおりると私に近づいてきた。
やだ…
そんな私の思いとは裏腹にあっという間に距離をつめられ…
私は朝輝にうでをつかまれる。
「やめてっ!!」
朝輝の力は予想以上に強かった。
そして私はベッドに押し倒される。
「やっぱり綾香先輩は可愛いや。」
頬をなでる朝輝。
背筋に悪寒が走った。
次第に近づく朝輝の唇。
嫌だ…嫌だ…嫌だっ…!!
私の体が動く。
正確に言えば…手が。
しばらくして目を開くとそこには頬をおさえて痛そうにしている朝輝の姿があった。
どうやら私は朝輝の頬を平手打ちしたらしい。
「綾香先輩…僕、もう手加減しませんから。」
私の両腕をベッドに押し付ける朝輝。
「今のはっ…!!」
「今のもこうもないでしょ?もう許さない。」
朝輝の目はもうあの可愛い光は宿っていなかった。
私の服に手をかける朝輝。
「綾香先輩のすべてを…僕、食べちゃいますね。」
そう。この目は恭平と同じ。
狂った獣のような目…