病愛。【完】
恭平side
ようやく綾香の家に着いた。
俺は息を切らしながらもドアの前に立つ。
インターホン?そんなの押す時間はない。
俺はドアを開けた。
幸い、カギはかかってなかった。
俺は階段を駆け上がった。
場所には確信が持てていた。
「綾香!!」
俺は綾香の部屋のドアを開けた。
「恭平…っ!!」
そこにいたのは。
綾香のあごを持って黒い笑みを浮かべる一人の男だった。
絶対に俺より幼い。
「お前…誰だ…?綾香から離れろよ…!!」
「君こそ誰?」
余裕な笑みを浮かべる男。
無性に腹が立った。
「俺は綾香の彼氏だ。」
「彼氏…?」
男は綾香を見た。
「綾香先輩…彼氏いたの…?」
「…っ」
綾香は黙り込む。
うなずけないのだろう。
だって綾香は俺のことを彼氏だって本当に認めたわけじゃないから。
「とにかく…綾香から離れろよ。」
「うーん…それは嫌だなぁ…」
男はまだ俺に反抗する。
「いい加減にしろよ…!!」
俺は男をにらみつけた。
俺も制御が利かなくなってきている。
本当にヤバイ。
また…狂いだしそうだ…
「綾香先輩は僕のものになるんだから…」
男はそうつぶやいた。
俺はハッとして男を見た。
この男のあの顔。
そして綾香がこいつに向ける目は俺がよく向けられる目と同じだ。
俺と…この男は…
「似てる…?」
ようやく綾香の家に着いた。
俺は息を切らしながらもドアの前に立つ。
インターホン?そんなの押す時間はない。
俺はドアを開けた。
幸い、カギはかかってなかった。
俺は階段を駆け上がった。
場所には確信が持てていた。
「綾香!!」
俺は綾香の部屋のドアを開けた。
「恭平…っ!!」
そこにいたのは。
綾香のあごを持って黒い笑みを浮かべる一人の男だった。
絶対に俺より幼い。
「お前…誰だ…?綾香から離れろよ…!!」
「君こそ誰?」
余裕な笑みを浮かべる男。
無性に腹が立った。
「俺は綾香の彼氏だ。」
「彼氏…?」
男は綾香を見た。
「綾香先輩…彼氏いたの…?」
「…っ」
綾香は黙り込む。
うなずけないのだろう。
だって綾香は俺のことを彼氏だって本当に認めたわけじゃないから。
「とにかく…綾香から離れろよ。」
「うーん…それは嫌だなぁ…」
男はまだ俺に反抗する。
「いい加減にしろよ…!!」
俺は男をにらみつけた。
俺も制御が利かなくなってきている。
本当にヤバイ。
また…狂いだしそうだ…
「綾香先輩は僕のものになるんだから…」
男はそうつぶやいた。
俺はハッとして男を見た。
この男のあの顔。
そして綾香がこいつに向ける目は俺がよく向けられる目と同じだ。
俺と…この男は…
「似てる…?」