病愛。【完】
恭平side





俺は綾香からそっと唇を離す。




すると綾香は首を垂らして深い眠りに落ちた。





これでいい。





俺は綾香を抱き上げると俺の家へと運んだ。





家に入ると俺はカギを閉めた。




誰も入ってこれないように。





そして俺はある一室に綾香を運ぶ。








そこは…暗くて何もない殺風景な部屋。




そんな部屋にあるのは、鉄の柱と銀の鎖だけ。




俺は寝ている綾香をそっと柱の近くに寝かす。




そして、美しい綾香の手足を厳重に鎖で縛る。




もう…どこにもいけないように。




柱に鎖を結び端の部分を綾香の首にくくりつけた。





白い肌の綾香は…銀の鎖がよく栄える。





縛り終えた後、もうこれで綾香はどこにもいけないんだと思うと…









「ははっ…はははははっ!!」




笑いがこみ上げてきた。




狂うほどに笑えてくる。




もうこれで正真正銘綾香は俺のもの!!





ずっとずっと願ってきた夢が叶った瞬間だった。





俺は部屋の外に出ると重いドアを閉めた。




もう誰にも開けられないように、銀の鎖でドアを縛った。





その上に何重ものカギを閉める。





これでこの部屋を開けられるのはただ一人。




俺、だけだ。





「今日は興奮して眠れないかもな…」





俺はそう一人で呟き、ニヤリと悪魔のような笑みを見せた。
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