病愛。【完】
暗く、狭い部屋で…私は一人、鎖につながれていた。
食べ物は今のところ、何も口にしていない。
私ができることといえば…
過去のことを思い出すくらいだった。
「私…考えてみれば恭平とずっと一緒だった…」
そんなことを思い出していた。
私と恭平はいとこ関係。
そして…
物心ついた時から、恭平はずっと私の側にいた。
『綾香。いとこの恭平くんよ。』
『恭平くん?』
恭平の最初の印象は、目つきの悪い恐い男の子…だった。
『お母さんっ、恭平くん恐いよぉ…』
『そんなこと言っちゃだめよ。仲良くしなさい?』
お母さんはそう言いいつも私と恭平を二人きりにさせてた。
そして、真が生まれてからも…私はずっと恭平といさせられてた。
そんな恭平は歳を重ねていくうちに…
『オイ。綾香。』
『ん?何…』
恭平はそう言うと手を差し出した。
『何?何持ってるのー??』
私は好奇心で聞くと…
『蜘蛛だぜ!!』
『きゃぁっ!!やだぁーっ!』
『ざまぁみろ。』
私はいつも泣いていた。
いつも私はいじめてくる恭平に泣かされていた。
もうこの時から恭平は、私にとって大嫌いな男の子。
食べ物は今のところ、何も口にしていない。
私ができることといえば…
過去のことを思い出すくらいだった。
「私…考えてみれば恭平とずっと一緒だった…」
そんなことを思い出していた。
私と恭平はいとこ関係。
そして…
物心ついた時から、恭平はずっと私の側にいた。
『綾香。いとこの恭平くんよ。』
『恭平くん?』
恭平の最初の印象は、目つきの悪い恐い男の子…だった。
『お母さんっ、恭平くん恐いよぉ…』
『そんなこと言っちゃだめよ。仲良くしなさい?』
お母さんはそう言いいつも私と恭平を二人きりにさせてた。
そして、真が生まれてからも…私はずっと恭平といさせられてた。
そんな恭平は歳を重ねていくうちに…
『オイ。綾香。』
『ん?何…』
恭平はそう言うと手を差し出した。
『何?何持ってるのー??』
私は好奇心で聞くと…
『蜘蛛だぜ!!』
『きゃぁっ!!やだぁーっ!』
『ざまぁみろ。』
私はいつも泣いていた。
いつも私はいじめてくる恭平に泣かされていた。
もうこの時から恭平は、私にとって大嫌いな男の子。