彼のことが好きになってしまったんですが。


「3番テーブル、もーもーアイス2つ!」

「5番テーブルのペンギンフラペチーノ、まだできない?」

「お待たせしました、シロクマナポリタンでございます。」

「いらっしゃいませ、何名様ですか?」



午後1時。


お昼時ということもあってか、カフェには次々とお客さんが訪れた。

キッチンとフロア係はもう休む暇もない。

席に案内して、注文をとって、料理を運んで、の繰り返し。

それにしても、一つの料理に5分かかってないっていうのは、キッチン係はプロだね。

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