彼のことが好きになってしまったんですが。
午後3時半。
ダンス部の発表のため、カフェのお客さんもだいぶ減った。
今頃、体育館はすごいことになってるんだろうなぁ…
「あ、いたいた!美海、奈津子!」
「今だいぶ暇だからさ、2人とも休憩したら?」
同じ接客係の子がそう言ってくれたけど、
「え、でもみんな十分に休憩できてないよね?」
「私たちだけ休めないよ…」
「いいの、いいのー!!2人には明日も頑張ってもらうから、今日だけで体力使い切らないで欲しいんだよね!ほら、女子の中では人気トップ2だからさ」