彼のことが好きになってしまったんですが。


……というか息ができない!


「すみません、誰かは分かりませんがそろそろ離してくれないと息が……!!」


「うわー、奈津子ごめん!
まだ死ぬな、帰ってこーい!」

まぁ、そんな簡単には死ねませんけどね。


多少荒くなった息を整えながら前を見ると、
去年の親友、橘美海-タチバナ ミナミ-の姿があった。
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