恋のかたち
彼の名前は『タクミ』29歳で公務員の仕事をしている。そんな彼との出逢いはナンパだった‥

だから2年前までは彼が結婚している事を知らなかった
彼が『本気につき合っていきたいから‥』
そぅ言って打ち明けてくれた冬‥

すごく傷ついたしすごく泣いた

だけど彼は離婚に向けて別居をはじめてくれた‥だからそんな彼を大切にしたいと思った

でもたまに残された家族の事‥購入したばかりの新築の家‥考えると逃げだしたくなる事もある

もし私と結婚してまた同じ事の繰り返しはしないだろうか‥不安もよぎる

だから‥だから‥
心の何処かで本物の王子様をさがしている自分待っている自分がいるのかもしれない‥


「何考えてるの?」


ハッと現実に戻る自分がいた
「なんでもないよ」

目の前にはハンバーグを美味しそうに食べる彼

「来月旅行行こっか」
「‥え‥」

「夏も終わりだし知恵は仕事落ち着くでしょ?あまり遠くにいけないけど海のみえるペンションとか‥どぅ?」
どうしよぅ‥
「店長に休めるか聞いて大丈夫だったらね」

すごく嬉しい‥
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