お前の居場所は俺んとこ
「とりあえず、入りましょう。」
私は家に入るよう促した。
自分の部屋に来ると、先生にさっきのことを簡単に説明した。
一人で抱え込むのはしんどかったから。
「そんなことがあったんだ。」
「はい。
もう、どうすればいいのかわかりません。」
「まあ、普通はそうだな。
てか、こんな可愛い子を放っておくなんて、ありえねぇな。」
私は先生の告白を断った。
なのに、気まずくならず、相談にも乗ってくれる。
先生は、本当にいい人だと、私は思う。