お前の居場所は俺んとこ




私の言葉で怒ってしまった、柏木さん。


「もう、結構です。
私はこれで失礼いたします。」


軽く会釈だけして、部屋を出ていってしまった。


「あなたたち…、よくもやってくれたわね…。」


お母様の目も、怒りに満ち溢れている。


「お母様、よろしければ私、投資いたしますよ。」


優真さんが、そう告げる。
お母様は驚きが隠せないようだ。


「私も、望むのであれば、投資いたします。」


淘汰まで、そんなことを言い出した。



< 302 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop