お前の居場所は俺んとこ




「呼ばれてる。」


間宮くんが指した先には、一人の男の子が。


「私?」


「あぁ。
どーせ、また告白だろ。」


「“どーせ”とかやめてくれる?」


「はいはい。

てか、気を付けろよな。
相手は男なんだから、勝てるわけねぇんだぞ?」


「わかってるよ。」


私は、心配してくれる間宮くんに、ドキッとする。
なんでかな…。

そんなことを考えつつも、男の子の方へ。



< 88 / 365 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop