片想いの奇跡
優真side





「冬樹、部活行こー」




「わかった」




俺と冬樹はサッカー部で




冬樹はキャプテン、




俺は副キャプテンだ




まぁ、俺が無理やりキャプテンにしたんだけどな




ガチャ




部室の扉を開けると




後輩の梶尾渉(かじおわたる)と新弥勇斗(にいみゆうと)がいた




「あ、冬樹先輩、優真先輩ちわーすっ」




「おぉ、渉何か元気だな」




「実は…」




隣にいた勇斗が喋り出した




「こいつ、好きな子に告白してOKもらったらしいんです。」




「まじか。おめでとう」




「ありがとうございます!」




「いいなー彼女かー」




はー




俺も中学3年生のときに、前の彼女と別れて




今はフリーだ




「なあ、優真気になる人いないの?」




「え、何いきなり!」




「いや、別に。よし、じゃあ練習始めるぞ。」
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