永遠の雪
鼓動を少しずつ落ち着かせながら、閉めたドアの部屋番号を確認すると、母さんの隣の病室だったようだ。

アホなミスだな、と自分に毒づきながら、今度はちゃんと部屋番号を確認してドアを開ける。

ドアが開くと同時に、母さんの声。

「雅人ー、お腹減った。シュークリーム買ってきて!出来ればイレブンセブンで」

「全然元気じゃん、心配して損した」
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